現代の名工とは
技能者の地位及び技能水準の向上を図るとともに、青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持ってその職業に精進する機運を高めることを目的とした表彰です。表彰は昭和42年度から行われ、下記の条件を満たすものから選定され、厚生労働大臣が表彰します。
1、きわめてすぐれた技能を有する者
2、現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者
3、技能を通じて労働者の福祉及び産業の発展に寄与した者
4、他の技能者の模範と認められる者
令和2年度の第54回の表彰までに合計約6千人あまりの表彰がありました。沖縄県内の受賞者は60名で、そのうちガラス吹工は6名、代表の池宮城善郎はガラス吹工で2番目に表彰されています。
厚生労働大臣 卓越技能者章「現代の名工」
株式会社 琉球ガラス煌工房 代表 池宮城 善郎
1958
沖縄県うるま市に生まれる
1977
夜間大学に通うかたわら、学費を稼ぐ為、琉球ガラス工房で働き始める。
琉球ガラスの色彩に魅せられ、職人を志す。
1992
新しい琉球ガラスの色彩を模索し始める。
1993
沖展奨励賞
1994
沖展賞受賞
ラスター技法の開発に着手
2000
沖展賞 2回目の受賞
同時に沖展準会員となる
2001
玉泉洞王国村(現おきなわワールド)にて琉球ガラス作家2人展を開催
沖展準会員賞受賞
沖縄銀行本店1階ロビーにて作品展
以降、毎年作品を展示
2003
沖展準会員賞 2回目の受賞
同時に沖展会員となる
リウボウ美術サロンにて琉球ガラス作家グループ展を開催
沖縄工業連合会より優秀技能者賞受賞
2004
リウボウ美術サロンにて琉球ガラス作家3人展を開催
沖展の審査員となる
2007
リウボウ美術サロンにて個展を開催
タイムスギャラリー(沖縄タイムス社1階)にて個展「池宮城善郎作品展-匠の技・30年の軌跡-」を開催
2009
リウボウ美術サロンにてグループ展を開催
沖縄県指定伝統工芸士認定 授与
2010
沖縄タイムス社タイムスギャラリーにて個展を開催
沖縄県伝統工芸士に認定を受け、3月24日、うるま市島袋市長に認定の報告の様子。
2011
沖縄タイムス芸術選賞 奨励賞受賞
琉球ガラス煌(きらめき)工房を設立
2014
厚生労働大臣 卓越技能者章「現代の名工」受賞